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虚構と現実の区別(成人向けゲーム規制について)

昼王です。

今日は予てより法制化の動きのあった、「陵辱系ゲーム規制問題」の話をします。

まず、ご存知の方も多いでしょうが、規制の対象となるのは「陵辱系ゲーム」だけに限ったことではありません。
例えば「妊娠」であったり「ロリ(少女)」であったり「緊縛」なんてものも規制の対象として
挙がっているそうです。
そしてそれは、商業作品だけでなく同人作品も対象に含まれるのではないか、という声も聞こえてきています。

どのような経緯で表現規制が見直されたのか。
下記のリンクをご参照ください。
http://www28.atwiki.jp/erogekisei/pages/18.html


うん。


私がまだ中学生だった頃、バタフライナイフという小型ナイフが一部で流行りました。
厨二病全開だった私も、当時友人から譲り受けたものを持っていた記憶があります。
しかし、バカと厨二病に刃物を持たせるとやはり碌なことにならないもので、
バタフライナイフを使った殺傷事件が多発したのもこの時期でした。

当然、バタフライナイフの規制は厳しくなり(正確には自主規制)、単純所持で逮捕という例も出始めます。
極端ですが、キャンプ好きなA君が作業のために所持していたとしても、
近所でもアホの子と評判のB君が喧嘩のために所持していたとしても、
両者とも、罰せられるようになったのです。

バカとハサミは何とやらと申しますが、犯罪の原因はハサミのほうにあると考えて、
このような規制を敷いたのでしょうね。

同じ論拠で例えれば、バイクが好きなC君が念願のCB400を手に入れ、
「さあ週末はツーリングに出るぞ」と胸を躍らせ仕事に勤しんでいる一方、
近所でもアホの子と評判のD君が無免許で暴走行為、死者の出る事故を起こして
犯罪の原因はバイクにある!とバイクが全面規制になるのと同じでしょう。
よくある体育会系の「お前ら全員グラウンド20周!」の理念です。

先のバタフライナイフは元々が武具ですから、自主規制を促されるのも、銃刀法違反に
なるのも仕方ないわけですが…

では、これから規制しようとしている「陵辱ゲーム」は一体なんですか?
実体のないデータが、絵が、演技が、危険物ですか?
「陵辱ゲームは実際の犯罪云々」を百歩譲って認めたとして、
「妊娠」というキーワードがNGなのは何故です?
彼氏と性行為を繰り返せば彼女は妊娠するし、それが合意のもとでお互いに意思があれば
出産だってするでしょう。
差別だ、暴力的だ、女性蔑視だ、と主張をするあなた達。
一体どこから産まれてきたんですか?

フィクションの世界に感情移入するあまり、現実の女性に対し鬼畜極まりない
エロエロ陵辱行為をしてしまうだろう、とか。
イラストレーターが描いた絵に、準児童ポルノの概念とやらを当てはめて
子供を守れ!とかさ。
虚構と現実の区別が本当に出来てないのは、あなた達じゃないんですか?

私はそう思います。

今は成年向けゲームが的になっていますが、ここで前例が出来れば成年コミックや
成年向けアニメにも問題は波及するでしょう。
(AVは微妙か?制作がアッチの人ばかりだし)

バカとハサミは何とやら。またハサミを規制する悪い癖が始まります。
それが支持母体へのポーズだとしたら、殊更にタチが悪い。
振りかざせるだけの権力があるのだから。

本当によく言ったものだよね、バカとハサミは使い様。

*ここまで拙文を読んでくださってありがとうございました。
  感情任せの文でしたが、次の機会にはよく調べた上でじっくりと書き直したいと思います。
  この規制問題に対し、興味を持ってくださった方は下記に署名をリンクしておきますので、
  是非ご協力ください。

 http://www.shomei.tv/project-1025.html#detail (匿名で署名できます)


昼王
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